35-生まれ落ちた先は
術後はリカバリー室という、ナースステーション直結のベッドにて就寝。普段の薬飲めない不安やそもそも眠剤に耐性があるので口で溶かすタイプの1錠じゃ効かなくて、暇なのに携帯触れないし空虚を見つめるしか無くて地獄。最初の頃は欅坂の「危なっかしい計画」とかアップテンポな曲が脳内でリフレインしていたんですが、徐々にsyrupのソドシラソに変わり……
0時に点滴に眠剤混ぜてもらってようやく就寝。朝は6時起床、そこからまた回診の先生が来るまでの3時間が苦痛。おかゆ美味しい、
術後良好ということで、11時頃に個室へ移動。間髪入れず母が見舞いにくる。バタバタしてるうちに昼食が運ばれてきて、母と談笑しながら食事。(まだ喉が痛くてさほど発声できず)
甲状腺の手術全然痛くないよー!って言ってた母に恨みがましく痛い痛いと訴えると、「私はお産を経験してるから、それに比べたら痛くないのかもね」との返答が。
私は帝王切開で生まれたんですよ。
だから思い切って聞いてみたんです。
「帝王切開、痛かった?」って。
「帝王切開は痛かったね〜術後しばらくしても、雨の前とか寒い時は傷が傷んでね」
話を聞きながら、私のこの喉より痛い思いをして私を産んでくれたこと、その母に死にたいって言ってしまったこと、色んな思いがぐちゃぐちゃになって涙が止まりませんでした。
帝王切開で生まれて、25歳になるのにもう2回も大きな手術して、生きながらえて、それでも死にたくなるって何なんだろうと。
そういうことを考えさせられました。
昼間はTwitter追いながらツイキャス聞いて、でも痛いので集中出来なくて、眠気もなくて暇うつ的なしんどさがありました。
夕方にはそれも落ち着いて、晩御飯も殆ど食べられました。
今日は眠れるかな。