23-もう全部終わりだね、

昨日。引越しの手続きのためシェアハウスに行った。

半年間メンヘラ(♀)2人で住んでみたあの家だ。

実家からシェアハウスまでは最寄りのバス停まで徒歩10分、バスに乗って10分、そこから更に徒歩15分かかる。つまり30分ほど歩かなくてはならない。体中から汗が流れるほど暑かった。この日の最高気温は31度だったらしい。同居人から合鍵を受け取らなければいけなかったので、空っぽの部屋で彼女を待つ。汗をぬぐいながら窓を開けたら心地よい風が通り抜けた。おそらく最後になるだろう、空っぽの部屋。と思いきや、ゴミ袋が2袋ほど残っている。彼女が今日持って帰るゴミかな、そう思いながら、あまりに暇だったので筋トレを始めた。

Twitterで見かけた、足を押さえる代わりに壁に脚をつけて腹筋を鍛えるというやつだ。いとも簡単に100回をクリアした。ただし、下にマットなどもなくフローリングで行ったので背中がめちゃくちゃ痛い。

 

そうこうしていたら彼女が到着し、鍵の引き渡しと生活費の最後の精算をした。

彼女「しゅやの荷物、残ってた分はこれに入れてるよ。捨てるやつ?」

衝撃の一言。全て持って帰ったと思っていたのに、まだ残っていた。しかも30リットルのゴミ袋2袋分。私が絞り出した一言は、「○○のプランター、ベランダにあるよ…」

荷物を残していたことがめちゃくちゃ恥ずかしくて仕返しの一言である。威力弱いけど。荷物が残っていることに恥ずかしさを覚えるって意味がわからないな。

最後の1か月全然会ってなかったね、なんて何気ない会話をする中で、どうしようどうやって持って帰ろう、今から鍵を不動産屋さんに持って行くのに、などとぐるぐる考えていた。

彼女が自分のバイクにくくりつけてしゅやの家まで持って行こうかと提案してくれた。幸い私の洗濯紐が荷物に残っていた。渡りに船とはこのことだ。2個あるゴミ袋(ちなみに、中に入っていたのはゴミではなく私物でした)をぐるぐる巻きにしてひとつにまとめようとするがうまくいかない。ゴミ袋もつるつるしていて洗濯紐もプラスチック製だったので相性最悪だった。そこで私の自転車がまだこっちに残っていたことを思い出した。半年前に中古で買ったものの数えるほどしか乗っていない。

片方自転車に乗せて、もう片方はバイクに乗せて持って帰ることで解決した。二人してホームレスみたいに帰ろう、なんて笑いあって、また近々会おうねと言って別れた。

 

ゴミ袋に入った荷物をカゴに入れ、久しぶりに乗った自転車はタイヤの空気が全く入っておらず、漕ぐ度にがたんがたんと振動が体に響く。前方のカゴが重いのも手伝ってスピードがでないしフラフラする。しばらく乗っていなかったせいかあちこち錆びていてギコギコ音がすさまじい。

元々運転がうまい方ではないのに、細い路地をえっちらおっちら(この表現古いのかな)漕いでいった。なんとか不動産屋さんに到着したものの営業時間が終了しており絶望。店舗の周りをぐるぐる歩くと「かぎ返却ポスト」なるものを発見、鍵を無事返却し一安心した。大きなゴミ袋を積んでいるため奇異の目に晒されながら帰宅。大変な一日だった。

 

久々に腹筋したり自転車漕いだりしたので筋肉痛がさぞ痛かろうと身構えていたが、今日は全く痛くない。これは腹筋のやり方が良くなかったのでは…。もしくは明日襲ってくるか。代わりにおしりがめちゃくちゃ痛い。痛いけどこれは筋肉痛の痛みじゃない。これはまさか、自転車があまりに振動するので打撲したのでは…?

 

ちゃんちゃん。